ボーナス制限条件を理解する必要がある理由
ボーナスと聞くと、タダでもらえる特典というのが日本人にとって真っ先に浮かぶイメージです。オンラインカジノのボーナスは、タダでもらえることは事実なものの、いろいろな条件が付いてきます。あるアンケートの統計では、2023年にボーナスを何らかの理由で失効させてしまった日本人プレイヤーは、73%にも上るそう。ボーナスの制約を理解することは、オンラインカジノのボーナスを最大限有効活用するためになくてはならないプロセスです。でこの記事では、利用規約を読まずにボーナスをうまく使いこなせなかったプレイヤーのために、CasinoAlphaのカジノエキスパートである山本晴がボーナスの制約をとことん解説します!
- カジノが制約的な規約を設ける理由
- 最も一般的なボーナスの制約
- 日本でプレイできるカジノのボーナスの制約の具体例
- 日本人プレイヤーが読みたがらないボーナス規約-読まないことのリスク
- 制約的な規約の見つけ方
- 日本のカジノで陥りやすいボーナスの落とし穴
- 日本人プレイヤーのためのボーナス規約情報まとめ
- 当専門家の結論
カジノが制約的な規約を設ける理由
オンラインカジノのボーナスとは、「ある条件を達成することで実際のお金(リアルマネー)に換金できるバーチャル資金」です。ボーナスと聞くと、一般的な日本人には「もらったらそのまま換金・出金できる資金」と思いがちですが、オンラインカジノではあくまで「条件を達成するまではバーチャルな資金」なのです。この条件がなければ、登録者数が増えれば増えるだけカジノは現金を失ってしまうことになります。これでは、さすがのカジノも経営が成り立ちません。ある程度の制約を設け、しかしその一方でカジノの楽しさを知ってもらうための資金が、ボーナスなのです。条件さえ達成すれば、リアルマネーとして手に入るので、プレイヤーとしてもボーナスを使ってのプレイには気合が入ります。でもゲームとはまた違った緊張感で本物のカジノの楽しさを味わえることにもつながります。
カジノとプレイヤーそれぞれにとってのメリット
カジノにとってのメリット | プレイヤーにとってのメリット |
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払い出されるボーナス賞金に上限を設けられる | リスクなしで上限の範囲の資金が手に入るチャンス |
ボーナスはリアルマネーがなくなってから使われるため、継続利用が期待できる | リアルマネーがなくなった後のボーナスは、復活のチャンスのための保険となる |
ボーナス資金はなくなってもカジノ側にもプレイヤーにも損失はなくプレイヤー定着が期待できる | ボーナスはリアルマネー同様現金化につながるチャンス・スリルでプレイできる |
ボーナスは、基本的にプレイヤーにとってのデメリットはほとんどありません。よく誤解されるのですが、ボーナスは実際は、「使わなくて済むのが一番いい」ものです。カジノプレイでは、リアルマネーから使われていき、リアルマネーがなくなった時点でボーナスが使われ始めます。つまり、リアルマネーで利益が残った時点で、ボーナスを使わなくても利益が出たことになるので、その場合はボーナスは使わずに破棄してしまうのが一番合理的です。ボーナスは、いわば保険のようなもの。一方のカジノにとっては、ボーナスによってリアルマネーで使われた額以上の払い出しが発生してしまうのはリスクになるものの、プレイヤーの定着ほどカジノにとってメリットとなることはありません。ボーナスだけ使われて次のカジノに移動する、というのがカジノにとっては一番困るパターンです。
最も一般的なボーナスの制約
条件 | 説明 |
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高い賭け条件 | ボーナスを現金化する条件として必要になるベット(賭け)の利用額総額、しばしば倍率で表される |
低い消化率 | ゲームに利用した額が賭け条件にカウントされる割合。10%であれば、実質賭け条件が10倍になる |
短い有効期限 | 当日中~標準30日の間で設けられる有効期限。短ければ短いほど、焦ってプレイさせられることになる |
厳しい対象ゲーム指定 | 高ヒット率、高RTP、低ボラティリティで賞金が発生しやすいゲームをとことん除外する場合がある |
賞金上限 | ボーナスはバーチャルマネーであり、上限が設けられており、例えばジャックポットを当てたとしても現金化できる額には限りがある |
日本人プレイヤーにとって、日々のオンラインショッピングやカード利用なのでたまるポイントやボーナスなどと比べ、オンラインカジノのボーナスには制約が多いなあと思うかもしれません。もともとはタダでもらえる特典であるため、これがなりふり構わず現金化につながってしまっては、カジノ側にはメリットとはなりません。賭け条件や消化率などは、ゲームの制約として最も目につくものになります。また、有効期限や対象ゲームなども、見落としがちな制約となります。賞金上限は、あくまで入金した額以上の出費にならないよう、提供する側の運営体制を守るために設けられています。
日本でプレイできるカジノのボーナスの制約の具体例
ここでは、優雅堂のボーナス規約を見てみましょう。
ボーナス種別 | ボーナス詳細 | 申請要件 | 対象ゲーム | 消化率 | 有効期限 | 換金上限 |
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初回入金ボーナス | 初回入金で選べるボーナス ・スロット100%最大5万円 ・ライブカジノ100%最大2万5千円 | スロット賭け条件20倍 ライブカジノ賭け条件5倍 1,200円以上の入金必要 | 一部除外ゲーム以外、スロット、テーブルゲーム、ライブカジノ、ビデオゲーム | スロット100% カジノ10% | 30日 | 5万円 |
あるプレイヤーが、5万円の入金で、スロットボーナスを選択したとします。スロットのマッチ%は100%なので、上限いっぱいの5万円のボーナスがもらえることになります。リアルマネーの5万円分が残念ながら負け切ってしまい、ボーナスを使い始めました。では、このボーナスを現金として手に入れるには、どれだけプレイする必要があるのでしょうか?
賭け条件は20倍なので、50,000円×20倍=100,000円分のプレイをすると、初めて換金上限の5万円が手に入り、最初に失った5万円分のリアルマネーが取り戻せることになります。理論的には、RTPが96%であれば、1ベット100円でプレイすると、1回あたりのリターンは96円、つまり-4円になります。100円のプレイで1,000,000円分プレイするには、10,000スピンが必要になります。1回のスピンで-4円の期待値になるのであれば、10,000スピン後には-40,000円の収支となる計算です。5万円のボーナスが、10,000円残る計算になります。このように、ボーナスの現金化チャンスを理論的に考えてみてください。また、大当たりの発生確率にはブレがあるため、思わぬ高額賞金が手に入った場合、1,000,000円プレイ後に手元に残るお金はさらに増えることになります。この若干残る不確実性こそが、ギャンブルの醍醐味と言えるでしょう。
日本人プレイヤーが読みたがらないボーナス規約-読まないことのリスク
- ボーナスの中身を自分に都合の良いように曲解して解釈してしまう
- 適切な価値を見極められない
- 上限を超えたボーナスを換金できず嫌な思いをする
上記に挙げたのはほんの一例であるものの、最初の2つはプレイヤーとしての健全性に影響します。中身を理解せず、その本当の価値を見極める癖をつけなければ、悪意のあるオンラインカジノに騙されてしまうかもしれません。3つ目は、もとはと言えば規約を読まないプレイヤー自身の落ち度ですが、それでも嫌な思いをしてバッド・エクスペリエンスになってしまうでしょう。カジノプレイは、楽しみながらするべきです。
制約的な規約の見つけ方
CasinoAlphaより、ボーナスを気持ちよく使えるようになるための制約的な規約の見つけ方、そして制約的であるかどうかの判断基準を例示します。
- まず、賭け条件を見る:低ければ低いほど良い。20倍程度が良心的。30倍を超えると、ほぼ達成できないと思ってよい。
- 使えるゲームの種類を確認する:全ゲーム対象となっているのがベスト。プロバイダー別に細かくゲームが指定されて除外されている場合、そのゲームのRTP・ヒット率が高いと思ってよい。
- 寄与率を見る:基本は、スロット100%、カジノ・ライブ10%。ライブが15%ならさらに良心的と言える。
- 有効期限をみる:標準30日、短くても7日。1日~3日の場合は要注意。
- 賞金上限をみる:基本は、ボーナス相当。つまり、$500のボーナスをもらったなら、$500まで換金チャンスがあるのが普通。場合によっては、$100など、ボーナス額に関わらず低めに設定されている場合がある。
日本のカジノで陥りやすいボーナスの落とし穴
- 規約はとにかくよく確認する
- 寄与率の高いゲームに集中してプレイする
- 賭け条件消化状況を常に把握する
- 賭け条件を消化し賞金上限に達したら、ボーナスが残っていても残りは破棄して出金する
ボーナスの仕組みは、日本人プレイヤーにとって複雑なため、今までその仕組みを完全に理解せずに来てしまったプレイヤーもいるかもしてません。これを機に、当サイトの豊富な情報でボーナスの仕組みを押さえておきましょう。そのうえで押さえておきたいのが、ボーナスは使い切らなければいけないものではないという点です。ボーナスが残っていても、賭け条件を消化し賞金上限に達したら、それ以上リスクを取ってプレイを続ける意味はありません。
日本人プレイヤーのためのボーナス規約情報まとめ
- 賭け条件、消化率、有効期限、ボーナス対象ゲーム、換金可能上限などの規約を確認する
- ボーナスの真の価値を見極める(賭け条件×ボーナス=必要プレイ額)
- 制約の厳しい規約要件に注意する
- 「使い切る」ことを前提にせず、勝ったらその時点でやめる
ボーナスには、カジノごとに様々な制約が設けられています。カジノ側としても、なるべく魅力的なボーナスを用意してプレイヤーを呼び寄せ、それでいて本音ではなるべく換金を押さえたいところです。そのため、独自の細かい条件が設けられることが多くなっています。この点を押さえておくようにしてください。
当専門家の結論
CasinoAlphaでは、優良なカジのサイトのみを紹介しているものの、それでも一切条件なし、規約も制限も甘々というかじのはありません。違法性は一切なく、タダでもらえるボーナス。タダでもらえるとは言え、正しい知識を身に着けることで、ボーナスを最大限活用できるようになります。この記事で紹介した内容を踏まえ、CasinoAlphaおすすめのカジノ紹介ページからオンラインカジノに登録し、ボーナスを活用してプレイをお楽しみあれ!